手伝ってもらったよ(うさぎ組) [最新のお知らせ]
うさぎ組の好きなあそびの中に「パズル」があります。
6ピースから20ピースのパズルに挑戦しています。
一人ひとり、やり方はさまざまです。
6ピースのパズルを安心感の中で完成させて喜ぶ子
12ピースのパズルを少し考えながら挑戦し、
「できたよ」と嬉しそうに見せてくれる子
20ピースのパズルを「先生、手伝ってね」と
保育士に横についてもらって挑戦する子
どの子も一生懸命にパズルとにらめっこをしています。
そんなある日「先生、手伝って」ではなく、
「だれか、手伝って」に言葉が変化しました。
どんな風に「手伝って」もらうのか、見守ってみました。
BちゃんとCちゃんのやりとりです。
B「だれか、てつだって」
C「いいよ」
B「ここをして」(パズルの真ん中を指さします。)
C「ここでいい?l(パズルの角を埋め始めました)
・・・雲行きが怪しくなってきました。
B「そこはぼくがやりたいの」
C「え?手伝ってっていったやん」
・・・もう少し見守りを続けます。
なんとも言えない表情で二人はパズルをしています。
Bちゃんの中には手伝ってほしいと
言ってしまった後悔の顔です。
Cちゃんの中には手伝ってあげたかったのにという
残念な気持ちでいっぱいの表情です。
うまくいくことばかりではないことを知ってほしくて、
声はかけずに目をかけ続けました。
C「ここはBちゃんがしたかったの?」
B「うん」
そして、Bちゃんに角のパズルを渡していました。
少しずつ2人の表情が明るくなり、「ここ、できたよ」
「あっほんとうだ」と二人の仲に「寄り添う」気持ちが生まれました。
パズルが完成した時は本当に嬉しそうにしていました。
大きくなってきたうさぎ組です。
でもまだ2歳児です。
子どもたちがあそびや生活をとおして、
いろんな気持ちを経験してほしいと思っています。
2020-08-13 10:47